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2015年07月27日

予備調査で奄美へ【前半】

■かとはるらぼの板倉です。初投稿します。

7月2日〜6日に奄美大島に初上陸しました。9月にいく予定だったのですが、個人的に受ける試験と被ってしまい、先生に無理を言って、インターン組と同行する形で予備調査として奄美に先に上陸しました。先生、ワガママを聞いていただきありがとうございました!

まず中部国際空港から鹿児島空港へ。この飛行機はジェット機かと思っていたのですが、まさかのプロペラ機でした。先生と驚きながら初のプロペラ機に搭乗しました。先生はいろんな意味で楽しそうでした!(笑)

鹿児島空港に到着し、奄美大島への飛行機もプロペラ機で、1日に2回プロペラ機に乗るという初体験をしました。プロペラ機はプロペラの音が少し大きく、空を飛ぶことの大変さがひしひしと伝わりました。南の島へ行くんだなというワクワク感、4泊5日の旅の不安などいろんな気持ちが混ざっていました。

そして予定より30分ほど遅れて奄美空港に到着しました。天気は少し雲が多めの晴れでした。飛行機から降りた瞬間、感じたことのないような湿気を感じ、ついにきた!と思いました。


宿に向かう途中に先生オススメのジェラート屋さんに連れて行ってもらい、とても美味しいジェラートをいただきました。お店の素晴らしい雰囲気と味の美味しさにクラクラし、南の島、最高!と感じました。

予備調査で奄美へ【前半】


そして宿である民宿のたんぽぽ屋に到着して、大家さんにもち粉を使った料理を教えていただきました。大家さんは非常に優しくてお母さんのような温かみを感じました。そして一日目は終了です。

予備調査で奄美へ【前半】


二日目は、午前に瀬戸内の図書館で民俗学者である町健次郎さんに、9月の調査の段取りの相談を兼ねてお話を聞くことができました。

・奄美はいつから奄美と呼ばれるようになったのか
・奄美と呼ばれていることを知らない奄美の人がいたこと
・集落によって歌の違いがあること
・奄美の人の身体能力の高さ(足のバネ)
・80年代にバンドが流行り、島唄は消えそうになっていたが、今はそのことを忘れそうになっていること

など非常に丁寧に分かりやすく説明していただきました。私が町さんのお話の中で印象に残っているのは、過去に奄美の島の人々は『どうやら大島は奄美と呼ばれているらしい』と言っていたことです。島の呼ばれ方に住民意識が及んでいないことに衝撃を受けました。

そして夕方には、嘉鉄という集落で生活している静島さん夫婦にお話を伺うことができました。

・島唄の伝承が滞っていること
・平成になり島唄が減ってきたこと
・テレビ、ラジオがない時代は歌を歌う
・三味線は遊びで、勉強しろと言われたこと
・島唄を教えることが恥ずかしいと思うこと
・近所の結いの心は根強いこと

などと言った実際に奄美の集落でどのような生活を送ってきたかという実体験を伺うことができました。奄美や南の島のイメージである島唄は減りつつあって、また伝承をすることが恥ずかしいということに驚きました。実際に生活している人のリアルな話は、私が想像していた奄美イメージとは少しズレていました。


二日間で、抱いていた奄美イメージと実際の奄美に少しずつギャップが生まれてきました。やはり実際に体験することは大切だと感じました。

他に実際に体験しないとわからないことは、奄美の湿気は、化粧のりが非常によくなるということです!加湿器を常に浴びているような感覚で、お肌が大喜びでした!ですが、髪の毛はウネウネ!複雑な気持ちでした!

三日目からは後半に続きます!!

(by. Itakura)






Posted by 奄研Project at 03:03│Comments(1)奄美体感レポート
この記事へのコメント
 
 はじめまして…

 奄美大島*ユタ神様で、

 ブログ更新しています。


 ユタ神様のことを理解して

もらうために…


数年前、国立大の女性が、

 ユタ神様の研究をして

 論文作成しています!

 奄美研究に「ユタ」をふくめる

 場合は、映画「2つ目の窓」

 でも紹介…協力いたしますので、

 連絡ください。 
Posted by 奄美大島*ユタ神様奄美大島*ユタ神様 at 2015年07月27日 03:37
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