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2016年04月08日

【調査研究】『映像の中の奄美・生活の中の奄美』を刊行しました。

2015年度の奄研Projectの報告書が刊行されました。
タイトルは、『映像の中の奄美・生活の中の奄美』です。

A4版 197頁(非売品)です。

奄美の映画・ドラマ・映像作品の物語構造を三つのパターンに分けて分析・考察しています。
(1)神秘の物語
(2)故郷の物語
(3)空想の南の島の物語
※いったん様々な映画・ドラマなどを観たうえで、現地でのフィールドワークをし、その感覚をもとに再度映像の物語の記号分析を試みた作品です。3つの物語構造は、映像作品だけではなく、奄美うた(島唄・奄美歌謡・奄美JPOPS)にもあてはまるかと思います。2016年度は、歌詞分析を試みます。

----- 内容目次 -----
序章  奄美研究プロジェクト〜奄美からのメディア社会学:その1〜…1頁
第Ⅰ部 生活の中の奄美 〜奄美フィールドノート:行って見て感じた奄美〜…19頁
第Ⅱ部 映像の中の奄美 
【神秘の島の物語編】
1章 『2つ目の窓』(2014)…55頁
2章 『神々の深き欲望』(1968)…65頁
3章 『余命』(2009)…71頁
4章 『新日本風土記 奄美』(2016)…79頁
【故郷の島の物語編】
5章 『ラジオよ 奄美の心を燃やせ! 関口宏のOnly1』(2010)…105頁
6章 『ジャッジ・島の裁判官奮闘記』(2007)…111頁
7章 『島の先生』(2013)…119頁
8章 『男はつらいよ 紅の花』(1995)…127頁
9章 『虹をつかむ男』(1997)…133頁
10章 『又直樹、島へ行く 母の故郷〜奄美・加計呂麻島へ』(2014)…141頁
11章 『死の棘』(1990)…149頁
【(空想の)南の国の島の物語編】
12章 『めがね』(2007)…153頁
【沖縄映画の物語構造〜比較文化論の視点から〜】
13章 『ナビィの恋』(1999)…165頁
14章 『ホテル・ハイビスカス』(2002)…169頁
15章 『旅立ちの島唄』(2013))…173頁

【表紙】

20%E5%8F%B7%E8%A1%A8%E7%B4%99_1.pdf  (PDF: 65.68KB)

※本文はサイズが大きいためにアップロードできません。
※必要な方は、加藤晴明@中京大学研究室まで問い合わせを。
※奄美の各公立図書館には寄贈する予定です。
  


Posted by 奄研Project at 08:55Comments(0)実習調査・企画(2015)

2016年04月08日

【調査報告書】『映像の中の奄美・生活の中の奄美』を刊行

2015年度の社会調査実習報告書が刊行されました。
タイトル:『映像の中の奄美・生活の中の奄美』


【表紙】
20%E5%8F%B7%E8%A1%A8%E7%B4%99.pdf  (PDF: 65.68KB)

【本文】
39.4メガあるため、掲載不能です。
必要な方はご連絡を。  


Posted by 奄研Project at 08:44Comments(0)出版・公刊

2016年04月08日

【資料】奄美映画の物語構造(分析枠組)

ラボでは学生たちがさまざまな映像作品を試聴しながら、それの分析枠組を検討を重ねてきました。
以下が、2015年度の到達点です。

【資料:映像分析のフレーム】

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【資料:奄美の映像作品の物語構造その1】

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【資料:奄美の映像分析のフレームその2】

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Posted by 奄研Project at 08:32Comments(0)実習調査・企画(2015)

2015年11月02日

大学祭名物? 奄美の塩焼きそば♫

ゼミ名物の「奄美の塩焼きそば」♫



今年も3日間の大学祭で、塩焼きそばは好評でした(*^_^*)
ゼミでは、イベント運営教育として、毎年、2年生がブースを出しています。
屋号は、「奄美の塩焼きそば」
なぜか奄美にはない、奄美の塩やきそばです(笑)
(ま、油ソーメンがあるから。)
もちろん、塩は、奄美から直送してもらった塩です。 10000円分(これは教員のカンパ)。

この塩でないといい味がでないのです(高いですから♫)!


今年はコスプレではなくねJK姿のゼミ生が、3日間で約1000食をうりまくりました。
成人式前の2年生。高校生姿にもリアル感があります(笑)


お客に「私の奄美です」という方がいらっしゃっいました。夏に瀬戸内の港祭りにインターンに行った学生が対応したら、笠利出身の方でした。




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Posted by 奄研Project at 00:48Comments(0)奄美フード.etc

2015年07月27日

古仁屋で買ったユリの球根は、内地でも毎年開花♫

■毎年、鉢で咲く白いユリ。なにユリなんだろう?


※2014はたくさん開花


※2015は、なぜか、少なかった。植え替えしなかったからかな。

7年くらい前に、古仁屋でユリの球根を買った。お店に、数個ビニール袋に入って売っていたのです。で半信半疑で鉢に植えてみたら、南のユリのせいか、冬の段階で発芽してどんどん伸びる。毎年6月になると白い花をさかせてくれますicon75

たぶん、テッポウユリなんだと思うけど、ひょっとしたら有名な請ユリ?
なにせ、本物の請ユリをみたことがないからなんとも。。。

白く凜とししたユリ。毎年、6月の玄関を彩ってくれる美しい花です♫

(by. Harukto)

  


Posted by 奄研Project at 21:45Comments(0)奄美フード.etc

2015年07月27日

なんといっても龍郷・番屋の海鮮丼♫

■人生の幸せを感じる龍郷の海鮮丼♫



龍郷にある海鮮料理店「番屋」さん
今年になってもう3回目。なんといっても、ウニののった海鮮丼が最高♫
ちょっと値ははるけど、そこは旅の贅沢というもの。
7月の初旬に寄った時、「今年は、ウニがもうなくなるかも・・・」とおっしゃってました。
う〜、9月にまた行くのに。。。

北海道の冬も行き尽くして、根室・釧路・稚内・札幌・函館と結構海鮮丼を食べ尽くしてきたけど、、、私的には、この奄美の海鮮丼が最高の味。これを食べると、人生の幸せを感じてしまう♫

1度だけ、奮発してウニ丼も食べた♫ 贅沢な丼だった(^^ゞ


(by. Katoharu)
  


Posted by 奄研Project at 21:30Comments(0)奄美フード.etc

2015年07月27日

予備調査で奄美へ【前半】

■かとはるらぼの板倉です。初投稿します。

7月2日〜6日に奄美大島に初上陸しました。9月にいく予定だったのですが、個人的に受ける試験と被ってしまい、先生に無理を言って、インターン組と同行する形で予備調査として奄美に先に上陸しました。先生、ワガママを聞いていただきありがとうございました!

まず中部国際空港から鹿児島空港へ。この飛行機はジェット機かと思っていたのですが、まさかのプロペラ機でした。先生と驚きながら初のプロペラ機に搭乗しました。先生はいろんな意味で楽しそうでした!(笑)

鹿児島空港に到着し、奄美大島への飛行機もプロペラ機で、1日に2回プロペラ機に乗るという初体験をしました。プロペラ機はプロペラの音が少し大きく、空を飛ぶことの大変さがひしひしと伝わりました。南の島へ行くんだなというワクワク感、4泊5日の旅の不安などいろんな気持ちが混ざっていました。

そして予定より30分ほど遅れて奄美空港に到着しました。天気は少し雲が多めの晴れでした。飛行機から降りた瞬間、感じたことのないような湿気を感じ、ついにきた!と思いました。


宿に向かう途中に先生オススメのジェラート屋さんに連れて行ってもらい、とても美味しいジェラートをいただきました。お店の素晴らしい雰囲気と味の美味しさにクラクラし、南の島、最高!と感じました。




そして宿である民宿のたんぽぽ屋に到着して、大家さんにもち粉を使った料理を教えていただきました。大家さんは非常に優しくてお母さんのような温かみを感じました。そして一日目は終了です。




二日目は、午前に瀬戸内の図書館で民俗学者である町健次郎さんに、9月の調査の段取りの相談を兼ねてお話を聞くことができました。

・奄美はいつから奄美と呼ばれるようになったのか
・奄美と呼ばれていることを知らない奄美の人がいたこと
・集落によって歌の違いがあること
・奄美の人の身体能力の高さ(足のバネ)
・80年代にバンドが流行り、島唄は消えそうになっていたが、今はそのことを忘れそうになっていること

など非常に丁寧に分かりやすく説明していただきました。私が町さんのお話の中で印象に残っているのは、過去に奄美の島の人々は『どうやら大島は奄美と呼ばれているらしい』と言っていたことです。島の呼ばれ方に住民意識が及んでいないことに衝撃を受けました。

そして夕方には、嘉鉄という集落で生活している静島さん夫婦にお話を伺うことができました。

・島唄の伝承が滞っていること
・平成になり島唄が減ってきたこと
・テレビ、ラジオがない時代は歌を歌う
・三味線は遊びで、勉強しろと言われたこと
・島唄を教えることが恥ずかしいと思うこと
・近所の結いの心は根強いこと

などと言った実際に奄美の集落でどのような生活を送ってきたかという実体験を伺うことができました。奄美や南の島のイメージである島唄は減りつつあって、また伝承をすることが恥ずかしいということに驚きました。実際に生活している人のリアルな話は、私が想像していた奄美イメージとは少しズレていました。


二日間で、抱いていた奄美イメージと実際の奄美に少しずつギャップが生まれてきました。やはり実際に体験することは大切だと感じました。

他に実際に体験しないとわからないことは、奄美の湿気は、化粧のりが非常によくなるということです!加湿器を常に浴びているような感覚で、お肌が大喜びでした!ですが、髪の毛はウネウネ!複雑な気持ちでした!

三日目からは後半に続きます!!

(by. Itakura)



  


Posted by 奄研Project at 03:03Comments(1)奄美体感レポート

2015年07月27日

【感想】映画『死の棘』を観ました

ラボ生の石山です

先日ラボで観た『死の棘』についての感想です。

私がこの作品に『近代小説』の風味を強く感じました。
自分の内面を省みて、ただただ自己否定をする。
しかし、同時に自己再生も願っているのではないか、と思いました。

この映画の中で主人公を取り巻く環境は非常に破壊的で機械的でした。
夫婦喧嘩のシーンでは、妻が夫を責め、夫が耐え切れなくなり反発、妻が謝りだす、夫が謝り宥めだす、がひたすら続くのですが、再生がないのです。ひたすら破壊をしているだけでした。映画中ずっとです。
そして二人の子供です。子供たちは笑いません。感情も見せることなく、時には客観的な状況まで話していました。
言葉使いもこの4人だけ客観的な感想のような堅苦しいように感じました。夫の浮気相手の言葉遣いが感情豊かで現代のような話し方をしていることもあり、より家族のおかしさを強調しているように感じました。

映画の最中に挟まれている奄美のシーンはそれほど多くはありませんでした。
戦場の回想シーンは懐古的で、昔はよかった、という描かれ方だと感じます。
他の奄美の回想シーンは、『奄美』という存在に『再生』という立場に位置づけ、夫婦喧嘩という破壊に対比させているのではないかなと考えました。子供の笑い声が入っている回想シーンもあり、こちらは夫婦の子供たちがいかに無感情であるかを際立たせているのではないかと考えました。

そして奄美の要素としてもう一つ。それは『妻』です。
私は私の読んだ限りの近代文学においてこれほど『強い妻』が描かれていることはありませんでした。
これもこの作品における奄美の要素のように感じます。

この映画の最後、子供たちは奄美の祖父母の元へ行く、となって終わります。
これはやはり破壊的でしかなかったこの家族の『再生』への一歩なのではないかと感じます。

以上をもって、この映画における奄美の描かれ方は『再生』になるのではないかと考えました。
(by ishiyama)  


Posted by 奄研Project at 00:10Comments(0)奄美の映画・ドラマを観る

2015年07月26日

奄美に着いたら、まずジェラート屋に直行♫

■奄美のジェラートは最高♫
いつも、奄美空港につくと、まずレンタカーで直行するのが、空港に近い、赤尾木にあるジェラート屋さん、農園直営のジェラート屋さんで、すっかり顔なじみに。7月初旬にも、ラボ生を連れて直行。おいしさに、2個食べてしまったicon182





ジェラートの写真を家族LINEにあげたら、ワイフが、「けっ! 仕事?」と返してきた(^^ゞ
ときどき、自宅にも送る。昨日、ホームパーティで、披露したら大好評(*^_^*)

■加計呂麻島諸鈍のかき氷♫

7月の滞在で、ひさしぶりに諸鈍(2度目)に行った。
散策して、デイゴ並木の下で営業していたお店のかき氷
これもまた、スモモのソースが美味しかったicon125




スイーツアイランド・奄美・・・・残念ながら、ジャージ牛がいないので、乳製品が間に合わない。牧場がない。そこがネックだなぁ。
ちなみに、ジェラート屋さんも、牛乳は内地から取り寄せているとのこと。
  


Posted by 奄研Project at 09:54Comments(0)奄美フード.etc

2015年07月24日

加計呂麻島の手打ちそばやさんに行ってみた(*^_^*)

■加計呂麻島の手打ちそば…美味でしたicon64



7月初旬に加計呂麻島に行った際に、真っ先にとびこんだのが、「手打ちそば・一心庵」さん
南海日日新聞や月刊奄美に大きく記事が出ていたのです。

熊本からIターンでやってきた68歳の方が始められたとか。それ自体すごいことです。

土曜日ということもあり、流行っていました。ラボ生とふたりで、おろしそばを注文。
冷えたダイコンを自分で摺ってたべるのですが、夏ダイコンの辛すぎない辛さが絶妙にマッチして、そりゃ、おいしかったこと。

確かに、沖縄同様、奄美には、蕎麦文化がなかったので、そばファンの人には待望の店かもしれません。知り合いの奄美の方も、蕎麦が大好きだからぜひ行ってみたいとおっしゃってました。

日本そばとは違いますが、奄美には「奄美そば」がない・・・
以前、龍郷町の町議会議員さんに、「奄美そば」ってないですね。と言ったことがあります。沖縄に行くと、沖縄そばののぼりだらけ。八重山に行くと、いたるところに八重山そば。でも、奄美には「奄美そば」はない。
最近、鶏飯ラーメンがあるので、それが「奄美そば」に相当するものかもしれません。ただ、こうしたご当地グルメは、地域全域の店で面として展開しないとなかなかアピールしない。もったいないなぁと思います。

それにしても、「一心庵」のご主人は、68歳
83歳まで15年間頑張るつもりとのことicon41
定年後にビジネスを再スタート・・・見習わねばなりません。
少しお話をさせていただいたのですが、あんた弟子入りせんか。と誘われました(笑)
この年でそうしたお声をかけてもらえるのは、なんとも嬉しいものです。

そうか、定年後もまだ第2のビジネスって可能なんだ。そんな勇気をもらえたおそばでしたface01

(by. Katoharu)  


Posted by 奄研Project at 07:11Comments(0)奄美フード.etc